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冒険してみようという気持ちがわいてきたら、ちょっと大胆な冒険をしてみましょう。子どもたちといっしょに。 そんな冒険でもあり、さらなる冒険のための体力づくりに最適なのがインラインスケートです。
ストレッチや基礎体力づくりにも心がけましょう。 プロテクターも用意して、万全の準備で挑戦しましょう。
私は、40歳を過ぎてから始めて、もう15年続けています。スキーの専門家なので、スキーのトレーニングとして始めました。
まずスケートはいて立ってみることも、こういう運動をしたことがない人にとっては、使っていない筋肉やバランス神経を使うので、かなりの体力づくり、運動量になります。 立つのに慣れたら、今度は支えをみつけて歩くことです。
歩くという動作は、じつは非常に複雑な機能なのです。赤ちゃんが歩きだすために、どれほどの学習と訓練をするのか、思い知ることになります。 というのも、歩くという動作は、直立からいったん体のバランスを前方向に崩して再び回復する複雑な行動なのです。
インラインスケートやスキーのトレーニングのために、階段歩き(とくに下り)のときに、かなりゆっく動いてみて、「バランスを前の方に」崩していくことのむずかしさを覚えましょう。 体の重心がいつも腰のあたりにある(置く)ことをイメージトレーニングしましょう。 その重心を、足の動きに遅れないように前に前に送り出していくのです。これが、スキーとスケートの上達の決定的なコツです。 普段歩くときにも、足の動きに胴体や腰、肩の動きが後ろに遅れてはいないか、注意するのも安全やバランス感覚を養ううえで、非常に大切です。
そう、毎日の動きを意識化し自覚して分析することが、とても大事なのです。 だから、インラインスケートを始めると、その日から、あなたの動きは決定的に変化=進歩していきます。スキーをやる人は、ゲレンデで数段上達した自分を発見するでしょう!
「正しい前傾」を覚えるための手段が「ダブルストック」です。 足に遅れずに重心を前に移していく動作に役立つのが、スキー用のストック=ポールです。左右どちらかの足を踏み出すのと並行して左右両ストックを前に出します。 これは、肩が足よりも遅れないようにするためです。ただし、ストック=肩の動きに腰が遅れないようにします。 そのためには、腰はあまり折らずに(前かがみにならずに)膝を深く折って膝から上を前に倒すつもりになりましょう。 インラインスケートで左右の足を交互に出して歩くとき、必ず左右両方のストックを前に突き出します。 左右のバランスを崩さないために、必ず両ストックを突きます。 じつは、この方法はスキーで、急斜面のコブやオフピステを滑る上級者のための練習方法なのです。やり方によっては、プロ並みの高度な技法が身に着きます。
スキー場では、よく「前傾」の意味をすっかり取り違えている人を見かけます。 前傾とは、腰を折り曲げて顔を前に突き出すことではありません。 (恐怖感がある場合は別ですが)腰はなるべく折り曲げないで、膝を深く折り曲げて、腰と膝、そして肩を足に先行して前に出すことを意味します。 インラインスケートのように、スキーのように長いボードではなく、せいぜい30〜40センチメートルのブレード(接地面)の上に立っている場合には、腰を折って状態だけ前に突き出す姿勢はむしろ危険です。 前傾とは、人間の運動神経や平衡感覚からして、上半身が足に遅れやすいので、それを防ぐための姿勢なのです。 また、エッジやブレードの後ろ側に体重をかけると、加速してコントロールを失い危険です。 親指の付け根に全体重をかけ、膝を落とすことが、初心者・初級者にとっては大切です。 ところで、スピードスケートの専門家が、腰を折って上半身を前に倒し続けるのは、エッジは加速するために絶えず後方に荷重しているので、バランスをとるためにクラウチングの姿勢をとるのです。 彼らの膝はものすごく前に蹴りだされています。
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