筑北村坂北別所の穏やかで風光明媚な平坦地に古い密教修験の寺院があります。天台宗の富蔵山岩殿寺です。 ◆巨大な山岳信仰=密教修験の霊場だった◆ |
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![]() 晩秋を迎えた坂北別所の河畔の丘にある岩殿寺の堂宇と山林 |
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![]() ▲丘の下の平坦地は別所川の蛇行がつくた湿原の跡 ![]() ▲別所川河畔を往く道路 ![]() ▲こぢんまりした境内入り口の簡素な茅葺の薬医門 ![]() ▲近隣の石仏を集めて安置した小堂(覆い屋) ![]() ▲端正な造りの本堂: 茅葺から銅板武器に改修したらしい ![]() ▲馬頭観音騎馬石像があるからか、木製馬像が奉納されている ![]() ▲晩秋の陽射しが境内庭園を明るく照らしている▼ ![]() ![]() ▲背後の山裾に祀られた稲荷社 ![]() ▲往古の湿原の名残りか、本堂裏手にある蓮田 |
富蔵山岩殿寺は、筑北村坂北の別所川の畔のなだらかな丘に位置しています。ここは、古代には麻績川と別所川が合流して造った広大な湿原だったと推定されます。
伝承によれば、630年前後、役行者の弟子、学文行者が岩殿山を修験道場として開山してからおよそ200年の後、848年(嘉祥元年)に慈覚大師円仁(比叡山の座主)が岩殿山から富蔵山におよぶ一帯に寺領として約320ヘクタールを得て、熊野三所権現を祀る一向大乗寺として岩殿山霊場を再興し開基したのだとか。三所権現とは日本の神としてはスサノオ、イザナギ、イザナミですが、仏教世界の曼陀羅体系では十一面観音、聖観音、釈迦如来が本源なのだとか。
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