信州まちあるき   
   

名所街歩き


  信州の名所のいくつかを街歩きしたとき、たまたま撮影することができた景観を収録する。ウェブサイトづくりの予行演習なので、あまり画質・構図のよくない写真もある。

塩田平・別所の古寺

  前山寺の三重の塔(2009年11月初旬撮影)。塔は重要文化財。
  晩秋の冷え込みが厳しい塩田平では、すでに紅葉・黄葉のシーズンが終わろうとしていた。むしろ、初冬の趣が漂う。

  澄んだ青空に向かってそびえ立つ三重の塔。
  身舎(本体)に比べて大きな屋根。横に大きく広がり、ゆるやかなカーヴが美しい。
  初冬の景色もいいが、もう少し早い時季に来れば、境内の燃え立つ黄葉を背景に三重塔の姿を撮影できたのだが。

  安楽寺の八角三重の塔(国宝)。
  杉林に囲まれた霊園のなかに塔があるので、露出や光量の加減がうまくいかなかった。建築意匠がわかるようにすると、露出・光量過多になってしまう。
  2012年4月下旬撮影。

  鬱蒼とした森に囲まれているので、高い塔を撮影するのが難しい。塔の上から春の陽射しが差し込んでくる。上方は眩しいくらいに明るいが、下方は森の陰になって暗い。

姨捨、松代、川中島平

  千曲市姨捨(おばすて)の長楽寺。2009年11月初旬撮影。
  この寺には、松尾芭蕉、小林一茶など、有名な俳人たちの句碑がたくさんある。

  境内にある月見堂。姨捨は観月の名所だという。
  黄葉の盛りは過ぎて、イチョウの葉は散り始めている。
  境内からは、有名な棚田が眺められる。棚田の斜面の向こうには、千曲川が流れ、善光寺平が広がっている。
  

  長野市松代町東条の山裾の斜面には、杏畑が広がっている(2008年4月中旬撮影)。
  千曲市の「杏の里」ほど有名ではないが、地元では杏花の名所として知られている。

  秋の千曲川(2008年10月撮影)。
  秋が深まると、朝のうちは霧や靄がたつ。霧や靄の隙間から射し込む陽光を受けて、川面は鈍く輝いている。

 

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