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長野県上田市別所温泉〜
塩田平
古い寺院と温泉街  

  塩田平・別所は上田盆地の西の端、上田の市街地から見て南西方向にある。上田駅から千曲川を渡り、案内標識にしたがって県道177号線を10キロメートルほど進んだところにある。千曲川から南西に向かって、盆地のゆるやかな斜面を山並みの麓まで登り続けることになる。
  塩田平と別所への旅には、上田駅からローカル線、上田電鉄別所線に乗って、車窓からのんびり田園風景を眺めながら行くこともできる。下之郷と別所温泉駅では、無料のレンタサイクルを借りることができる。

駐車場の桜並木

駐車場の桜並木、背景には夫神山▲


  塩田平・別所には古くから開けた豊かな農村があって、鎌倉時代までには、すでにいくつもの有力な寺院が開基され全国に名をはせていたという。ことに別所は、江戸期には天領(幕府直轄領)となり、近隣農村は豊かで信濃の商業・物流の拠点となっていた。
  塩田平の東には丸子町、北には青木村がある。いずれも古い歴史を持つ。

■別所は特別の場所■

  信州では、2012年の春の歩みはとても遅かったのです。冬が長引きました。桜の開花が遅れました。
  4月21日、塩田平・別所方面を探索しました。そこは、周囲を山に囲まれた盆地で、標高は600〜700メートル前後。上田本地の南西端にあります。平年でも、花の季節は遅れてやってくるのです。

  地元の人たちによれば、いつもならもう桜の花が散る頃なのに、今年はまだ咲いていないというのです。桜はようやく蕾が膨らみ始めた頃で、日当たりのよい場所でようやく蕾がほころびかけているところです。
  上田市の千曲川の近く(標高は400メートル未満)では、ソメイヨシノは満開間近だったのに。
  というわけで、花を求めて、翌週28日にもう一度この地を訪れることになりました。

  ところで「別所」という名前には「特別の場所」という意味があります。古代から中央の政権にとって特別に重要な位置づけの土地だったということのようです。

  さて、別所とはこんな場所です。
  上田方面から電鉄線または、県道177号線に沿って走ると、西に大きな三角形を描く大きな山が2つ見えてきます。
  右手奥に見えるのが、標高1250メートルの夫神山。その左手前にあるのが、似た形だがずっと小ぶりの女神岳(標高926メートル)です。
  東から見ると、2つの山は形が似ていて、夫婦とされるのもむべなるかなと思えます。

  女神岳から夫神山までは直径2キロメートルほどの円弧(Cの形)を描いて山並み・尾根が続いています。夫神山は、円弧の外側のさらに東方に低い尾根丘陵を3キロメートル 以上も伸ばしています。
  この丘陵を北に越えると、これまた古い歴史を誇る青木村があります。


駐車場の桜はようやく蕾がほころび始めたところ
背景は夫神山
山裾の小径
山裾の小径のサルスベリの芽ぶきはまだまだ
参道脇の桜は満開枝垂れ桜
1週間後、桜が満開に
女神岳展望
女神岳の麓に街が広がる
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