社地区の閏田集落と沢を挟んで南に隣接する曽根原集落。集落を歩いてみると、ここは往古、大きな街があったのではないかとという想いに駆られました。中世の城下町だったか、あるいは城がなかったとすると巨大な門前町だったのかもしれません。源華山浄蓮寺は曽根原集落の外れに位置しています。
▲大町市社曽根原集落にある盛蓮寺: 往古には周囲の畑も境内だったのだろう。
▲端正な造りの観音堂 如意輪観音座像が祀られている。
曽根原と閏田は往古には、ひとつの大きな街を形成したのかもしれません。
ともあれ、浄蓮寺は今は曽根原の北西の外れに位置しています。この寺院はもともとは別の場所にあって、七堂伽藍を備えた大寺院だったらしいのですが、13世紀中頃に、ここに移設されたそうです。