仁王門をくぐって参道を歩いてみましょう。石畳は、7、8メートルはありそうな河岸段丘の高低差を緩やかに登る坂道になっています。
参道には門前商店街はありません。少し寂しいような気もしますが、私は清楚で端正なここのたたずまいが大好きです。
参道の先には、国分寺の本堂の屋根が見えます。
境内に向かって左側には寺務所があります。寺務所の建物も、一見の価値があります。
この建物も由緒ありそうで、扁額には「国分教寺」と書かれています。その昔は、寺院付属の学校だったのでしょうか【写真下】。
◆門前を東西に横切る小路◆
門前を横切っている込小径を歩いてみましょう。
西に少し歩くと、南側が開けた場所に出ます。そこから下の河岸段丘や史跡公園、千曲川河川敷などを展望できます。
千曲川の対岸には山並みが迫っています。真西には盆地が開けていて、丸子や塩田、別所にまで続いています。
小径の北側は住宅地で民家が並んでいます。築地塀が続き、蔵も並んでいて、落ち着いた門前町の風情です。楽しい街歩きができます。
さて、小路を東に歩いていくと、農地が目立つようになります。
境内の北側にも田園が広がり、水田や畑が続いています。
境内西隣を北に抜ける小径▲ この先にも田園地帯がある。
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