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長野県塩尻市奈良井
 
奈良井の街並み 細目次
奈良井宿の東端
奈良井の街筋
街のつくり
奈良井駅から歩く
街並み景観の保存活動
 
 
奈良井の街並みを歩く  
晩秋の街並み

晩秋の奈良井宿
街筋は両側に山が迫っている。右端の紅葉したドウダンツツジは、宿の街並みの東端、山裾の斜面にある。

■奈良井駅から鎮治神社まで■

  いったいに木曾路の鉄道駅は、街集落の外れにある場合が多いようだ。
【⇒街筋の絵地図を見る】
  信州の鉄道駅は、郊外ともいえるほどの街外れにあることが多かった。家が建て込んだ古くからの街中に鉄道施設を造るのは、面倒だったからだろう。
  やがて、交通網の拠点である鉄道駅の周囲に宿泊施設や飲食店舗が集中し、駅の周囲と町の中心部とを結ぶ商店街ができた場合も多い。

  だが、奈良井駅は今もやはりつつましく街外れにある。本来の街筋から70メートルほども離れているだろうか。その分、歴史的な街並み景観の保存には役立ったといえる。

  狭い木曾の谷間を走る鉄道は単線で、単一のプラットフォームで上下線を分けて乗降させるように、駅の近辺だけ複線になっている。2本の線路のあいだにプラットフォームがあるので、列車の乗降客は線路をまたぐ歩道橋を渡ることになる。

  さて駅舎から南西に向かうと、街道の両側に町屋が続く街並みに入る。町屋の列は、ごく緩やかに登る坂道に沿って続く。また、街道は緩やかに曲がっているので、数百メートル先で、その先の道も家並みも見えなくなる。前景の背後に隠れてしまう。
  このごくわずかな登り傾斜と曲がり具合とが、街並みにみごとな奥行き感を添え、街歩きする人びとに探索の期待を抱かせる。
  あのカーブの向こう側にある街並みはどうなっているのだろうか、行って眺めてみたい。そういう期待で、町歩きが楽しくなる。だが歩みを速めず、今目の前にある家並みとか家の造りや雰囲気をじっくり眺めながら行こう。

街歩きの人びと

  さて、下町から歩き始めると、家並みのあいだを行く道は、中町に近づくにつれて幅がしだいに広くなる。
  街筋の中央部では、はじめの倍以上の広さになる。中町を過ぎると、ふたたび狭くなっていく。そして、鍵の手の辻でクランク型に折れ曲がる。そこから道は坂の傾斜をわずかに増しながら上り、鎮神社に行き着く。
  ここから鳥居峠を越える山道が始まる。


駅から歩き出すと街並みが見えてくる
駅舎
奈良井の駅舎
緩やかに曲がる街道
街筋は道に沿ってわずかに登りながら
ゆるやかに曲がる(下町で)
広い道幅
中町では道幅が広くなる
鍵の手へ
鍵の手の辻で街筋も折れ曲がる

反対側から見た鍵の手の辻
上町の道
鍵の手を過ぎると鎮神社が見えてくる。
神社の裏手には鳥居峠が迫る
 
木曾路を学び体験する

鳥居峠トレッキング

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奈良井の街並み絵地図

  • 奈良井宿の街筋全体を図解した絵地図です。
  • 街並み探索、街めぐりに役立ちます。

中山道の絵地図

  • 江戸時代に幕府が定めた主な街道と中山道の絵地図です。

中山道全宿駅の絵地図

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  • 木曾路の近隣の名所・観光施設のガイドになります。

木曾路の絵地図

  • 贄川から馬籠までの木曾路のすべての宿駅を表示します。
  • 木曾路一帯の名所や観光施設を案内する絵地図です。

奈良井の町家造りの解説

  • 町家造りのデザインやつくりの解説です。
  • 街歩きと景観めぐりがもっと楽しくなります。
 
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