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岐阜県中津川市馬籠
 
◆ブログ風記事案内
   木曾路奈良井宿
 
馬籠宿の街歩き

【写真下】 石畳の街道に沿った家並み。
  彼方に見えるのは十曲峠じっこくとうげ方面。
  街並みの北の方からは、南西方向に開けた地形を展望することができる。
    ⇒馬籠宿全体の絵地図を見る 石畳の街道

■石畳の街道を歩く■

  馬籠宿で一番印象的なのは、街道が石畳で舗装されていることです。 やはりアスファルトの舗装に比べて格段に見栄えがします。
  きつい勾配の坂道では、雨が降れば土砂が流れ崩れやすいとか、泥濘で歩行が困難になるとかいうことで、古くから道に石を敷いていたようです。 とはいえ、今の石畳とは比べようもない粗雑な石敷きだったでしょう。
  けれども、明治になると木曾路は荒廃して、古い石畳は壊れ、ごく一部を残してほとんど消失してしまったといいます。ようやく最近、このように美しい石畳の街道が建設されたのだそうです。
木曾路全図(シンプル版絵地図)を見る

■急坂の街道の宿場■

   落合宿から十曲峠を越えてきた旅人は、かなり急な坂の宿場街に出会います。それが馬籠宿です。
  「木曾路は山のなかだ」としみじみ思い知らされることになります。

  そこは、島崎藤村の『夜明け前』の主要な舞台となった宿場です。
  そして今でも、物語のモデルとなった本陣や脇本陣、問屋場、そのほかの店舗などが残されています。

  今は、県道7号線を踏み越えて、馬籠の街筋に入ることになります。
  県道沿いには、土産処と食事処を備えた観光店舗が並んでいます。
  県道を渡ると、すぐ右手に五平餅を売る店舗があって、客が並んでいます。道の反対側には、昔風の天水桶(防火用水)が置かれています【写真下】。

◆山岳と平野の中間の丘陵地帯◆

  馬籠峠を越えてきた旅人が来し方を振り返ると、東に男だる山(標高1342メートル)が見えます。北には高土幾山(1037メートル)があります。峠道は、この2つの山の間の谷間を抜ける道です。
  南を望むと、標高2191メートルの巨大な山、恵那山が見えます。

  しかし、これから先の中山道には、もはや視界を遮るような山岳が迫ることはありません。緩やかな丘陵が重なって見えるだけです。

西に延びる中山道(この先には馬籠城跡がある)

県道脇風景

県道の西手前。これから馬籠宿に入る。

県道を渡ると、車屋坂が見えてくる

車坂下

車屋坂の下の石垣
木曾路を学び体験するために

馬籠宿の絵地図

  • 馬籠宿全体の姿を描いた絵地図です。
  • 街歩きのガイドになります。

妻籠宿の絵地図

  • 妻籠宿全体の姿を描いた絵地図です。
  • 街歩きのガイドになります。

木曾路の絵地図(シンプル版)

  • 木曾路11宿の地理を説明する絵地図です。
  • 木曾路めぐりの旅のガイドになります。

中山道の絵地図

  • 江戸時代に幕府が定めた主な街道と中山道の絵地図です。
  • 京と江戸を結ぶ中山道(木曾街道)の絵地図です。
  • 東海道や日光街道、甲州街道、北国街道との連絡を図解。

中山道宿駅一覧絵図

  • 中山道のすべての宿駅を一覧する略絵図です。

木曽路の観光案内絵地図

  • 木曾路のすべての宿駅を一覧する略絵図です。
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