本文へスキップ
岐阜県中津川市馬籠
 
◆ブログ風記事案内
   木曾路奈良井宿
 
街並みの形

【写真下】 晩秋の陽を浴びる街並み。
    ⇒馬籠宿全体の絵地図を見る

  さて、それでは馬籠の街並み全体の姿をとらえるために、街道沿いに陣場まで歩いてみましょう。ここでは、間口が狭くて奥行きが深い町屋風の建築様式は少数派です。
木曾路全図(シンプル版絵地図)を見る

■通りの家並みから街のイメージを考える■

  美濃から木曾への入口にある馬籠宿では、街道は北東にひたすら登る坂道です。そこで、家々の屋根がつくる形も北東に向かって階段状に上昇する姿になります。
  昇っていく道に沿って並ぶ家々の姿は、独特の奥行き感をもたらします。

  街道に面した家並みはところどころで途切れ、そこでは庭園の奥に店舗などの家屋が位置しています。あるいは店舗の前に植栽やテラス、水車などがあって、それが、ゆったりとした開放感を与えるようです。

  そのような景観は、里山風の庭園のなかに宿場街があるようなイメージをつくり上げています。田園風景なのですが、それが信州側の木曾路とは違う「洒落た都会風」の趣をもたらしているのかも。

  それは、江戸時代の街並み風景を少し変えて、現代風の「和の美」に組み換えたものといえるでしょう。住民の入れ替わりとともに、家の造りや配置が変化したのかもしれません。

上の写真左手の家屋は、出梁造りなのですが、道側の間口が広い造りになっています。
  この辺りから「街はずれ」というか田園風の風景が増えてきます。家並みの途切れた場所は、草地などになっています。

  とかく歩くうちに、街並みの終り、陣場が近づいてきました。写真下は、陣場の高札場です。

馬籠の家並みには、袖壁ではなく、
ところどころに「うだつ」が目立つ。

店舗の前にテラスがある

店舗の前に小さな植栽庭園

本陣跡の前には大きな松

街道を横切る路地。この路地の向こうは
街の南の谷で、南斜面には茶畑もある。

この先、左手に家並みが途切れる場所もある

街道沿いの前庭も店舗の大事な景観

歴史の雰囲気をかもす前庭づくり

「 歴史観光の街」らしい風景
陣場付近の家並み
 
木曾路を学び体験するために

馬籠宿の絵地図

  • 馬籠宿全体の姿を描いた絵地図です。
  • 街歩きのガイドになります。

妻籠宿の絵地図

  • 妻籠宿全体の姿を描いた絵地図です。
  • 街歩きのガイドになります。

木曾路の絵地図(シンプル版)

  • 木曾路11宿の地理を説明する絵地図です。
  • 木曾路めぐりの旅のガイドになります。

中山道の絵地図

  • 江戸時代に幕府が定めた主な街道と中山道の絵地図です。
  • 京と江戸を結ぶ中山道(木曾街道)の絵地図です。
  • 東海道や日光街道、甲州街道、北国街道との連絡を図解。

中山道宿駅一覧絵図

  • 中山道のすべての宿駅を一覧する略絵図です。

木曽路の観光案内絵地図

  • 木曾路のすべての宿駅を一覧する略絵図です。
  • 近隣の名所や観光施設がわかります。

近隣の主要河川の絵地図

  • 信濃川と木曾川の水系を図に示しました。
  • 中部地方や甲信越、関東の主な河川がわかります。
のんびり写真館

街歩き写真館

木曾路・奈良井の心に残る風景写真を特集

  • 街並み景観、風物
          フォトギャラリー
  • 木曾路・奈良井散策

奈良井まちあるき

小布施まちあるき

別所温泉まちあるき

塩田平をめぐる旅

前の記事に戻る | 次の記事を見る |