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岐阜県中津川市馬籠
 
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   木曾路奈良井宿
 
馬籠宿の街歩き

【写真下】 車屋坂の桝形の下にある水車発電設備。
  これも立派な「水力発電機」だ。水車の回転は一定で、電圧は安定しているのだろうか? それとも、あまり実用には向けられていないのだろうか。
    ⇒馬籠宿全体の絵地図を見る 水車発電設備

■晩秋の馬籠宿■

  晩秋の木曾路では紅葉・黄葉がみごとです。
  車屋坂の下の阿弥陀堂の周りにも美しい紅葉が見られました。 カエデやケヤキ、桜の葉が晩秋の陽射しに照り映えていました。
木曾路全図(シンプル版絵地図)を見る

■車屋坂の近辺を歩く■

   街筋を歩いてみて、私は車坂の近辺がとても気に入りました。
  家並みとは別に、ここには馬籠を象徴する景観がそろっているからです。
  今では斜面を登る石畳の新道がありますが、もともとは、その下の石段の道だけが街道でした。

  坂の下には、阿弥陀堂があり、その石段の下には桝形の解説案内板が設置されています。

  桝形とは、宿駅の街に入るためには、2度直角に曲がらなければならないようにする設備です。街道と宿駅が幕府の支配のための軍事施設だったがゆえの仕組みです。
  昔の旅人は、車屋坂で2度曲がったのです。

  ここはとりわけ急な坂ですから、ここだけ南に視界が開けていて、はるか南まで眺望できるのです。
  そのため、真南に恵那山の姿、巨大な山塊を見ることができます。【写真下】。

  さて、桝形の下には水車小屋があります。この水車で発電していて、その制御・監視装置が家屋のなかにあるのです。
  水車を回すために高架のといで水を引いてきているのです。

案内板と阿弥陀堂

阿弥陀堂と桝形の説明板(車屋坂の真下)

新道と旧街道

車屋坂。下が旧街道で階段の道。上は新道。

石段の道と水車

右上の石燈籠は桝形跡。正面に水車小屋。

桝形の下の石段

桝形の下の石段道。水車に
水を引くかけい(懸樋)がある。
木曾路を学び体験するために

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