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ケヤキの樹林となっている逢瀬神社の境内は、「ふれあい公園」になっている。
南から国道403号線(往時は「谷街道」と呼んだ)を走ってくると、須坂市から松川を渡ってすぐのところにある神社だ。
ここから街歩きを始めるなら、松川橋を渡ってすぐ右手にある「公園駐車場」に車を停めればいい。
何といっても目立つのは、欝蒼としたケヤキの杜。境内では夏でも陽射しが遮られていて、涼しい。通り抜ける微風はすごく気持ちがいい。
冬には、木立の葉が落ちてやわらかい陽射しが入り込む。
「ふれあい公園」になっているのも当然だと思う。
さて、逢瀬神社の「逢瀬」は、「おぶせ」という町の名の起源となったという由来がある。
もともとは、松川と千曲川との合流地点、つまり逢瀬にあったそうだ。
「おうせ」がいつしか「おぶせ」に転じたのだという。そして、神社も、水害を避けるために、いつしか今の場所に移設されたという。
神社の名前と場所は何度か変遷したらしい。
はじめは9世紀の後半に、諏訪大明神、すなわち建御名方命と八坂刀売命を祀るために勧請され、諏訪社として発足したらしい。
明治期に逢瀬神社と改称されたそうだ。
ケヤキの樹林に取り巻かれた境内の南端には、小川が流れている。せせらぎは両岸を笹の茂みに覆われている。
静謐な樹林のなかを、ちょっとした物想いにふけりながら歩くのもいい。
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境内の奥には社殿。昼ごろには、 屋根には強い陽射しが差し込む。
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灯籠風の石の祠
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境内の南端の笹原のなかを清流が流れている。 |
横から見た社殿。 |
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