本文へスキップ
長野県上高井郡小布施町
 
 
 
寺院と神社をたずねる  

本堂
 狭い路地を入っていくと、竹林の奥に本堂と墓地がある。

■祥 雲 寺■

  逢瀬神社を出て、国道403号線に沿って北に歩くと、左側に祥雲寺がある。
  大通りに面した狭い路地と小さな門があるだけなので、寺の入り口を見逃してしまいそうだ。
  国道沿いに寺に案内する小さな標柱があるだけだ。

  寺の位置としては、「日本のあかり博物館」(駐車場)の南側と覚えておくといい。

  さて、標柱にしたがって南北に走る国道403号線を西に折れると、小路で、これが祥雲寺への参道だ。
  小径を歩いて寺の境内に入ろうとすると、迎えてくれるのが石垣とみごとな竹林で、その奥に本堂と墓地(境内の南)がある。
  こぢんまりした寺だ。

  だが、寺には、この町を代表する江戸時代末期の知識人・文化人にして有力商人、高井鴻山の墓がある。

  墓苑は杉林に取り巻かれている。鴻山の墓はその西の端の一角にある。
  霊園には、高井家歴代の墓もあり、堂内には鴻山の知友縁者の遺品が保存されているそうだ。

  そのほか、幕末の女子教育の先駆者、知関禅尼の供養塔や高井鴻山の漢詩碑がある。
  本堂の天井には、小林聖花の筆になる毘沙門大龍図(五本爪の龍)が描かれているという。

  小林一茶の句碑は、竹林の手前にある。竹林の横は栗園で、いたって閑寂な雰囲気だ。

本堂 本堂の入り口の造りは、珍しくも
軒下に出た破風となっている。

高井鴻山の墓

鴻山の漢詩碑 高井鴻山の漢詩の碑。
紅葉が照り映えて、碑の上部が赤く染まっている。

竹林を背景に一茶の句碑 竹林を背景に一茶の句碑

前の記事に戻る|  |⇒次の記事を読む

 
小布施とっておき情報

小布施町の絵地図

  • 町への交通アクセスがわかる絵地図です。
  • 街全体の地理を知るためにも役立ちます。

小布施の寺院・神社めぐり絵地図

  • 小布施の古い由来の寺院や神社の場所をご案内。
  • 街歩きのガイドになります。

小布施街歩き絵地図

  • タウンウォッチングと庭園めぐりのご案内。
信州まちあるき

奈良井まちあるき

木曾路・奈良井宿を特集

  • 木曽路、奈良井の歴史散歩
  • 街並み景観見て歩き
  • フォトギャラリー など

別所温泉と塩田平

別所温泉と塩田平を特集

  • 別所温泉まちあるき
  • 塩田平をめぐる旅