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狭い路地を入っていくと、竹林の奥に本堂と墓地がある。
逢瀬神社を出て、国道403号線に沿って北に歩くと、左側に祥雲寺がある。
大通りに面した狭い路地と小さな門があるだけなので、寺の入り口を見逃してしまいそうだ。
国道沿いに寺に案内する小さな標柱があるだけだ。
寺の位置としては、「日本のあかり博物館」(駐車場)の南側と覚えておくといい。
さて、標柱にしたがって南北に走る国道403号線を西に折れると、小路で、これが祥雲寺への参道だ。
小径を歩いて寺の境内に入ろうとすると、迎えてくれるのが石垣とみごとな竹林で、その奥に本堂と墓地(境内の南)がある。
こぢんまりした寺だ。
だが、寺には、この町を代表する江戸時代末期の知識人・文化人にして有力商人、高井鴻山の墓がある。
墓苑は杉林に取り巻かれている。鴻山の墓はその西の端の一角にある。
霊園には、高井家歴代の墓もあり、堂内には鴻山の知友縁者の遺品が保存されているそうだ。
そのほか、幕末の女子教育の先駆者、知関禅尼の供養塔や高井鴻山の漢詩碑がある。
本堂の天井には、小林聖花の筆になる毘沙門大龍図(五本爪の龍)が描かれているという。
小林一茶の句碑は、竹林の手前にある。竹林の横は栗園で、いたって閑寂な雰囲気だ。
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本堂の入り口の造りは、珍しくも 軒下に出た破風となっている。
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高井鴻山の墓 |
高井鴻山の漢詩の碑。 紅葉が照り映えて、碑の上部が赤く染まっている。 |
竹林を背景に一茶の句碑 |
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