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長野県上高井郡小布施町
 
 
 
寺院と神社をたずねる  

本堂
 龍雲寺の本堂。格式が高そうな立派な本堂だ。

■龍 雲 寺■

  祥雲寺の墓地の端を西に抜ける小路を北に歩くと、谷脇街道に出る。果樹園地帯を走りぬけてきて、小布施の中心街にいたる道だ。

  街道に出て右に歩くと、すぐに浄土宗の六川山龍雲寺がある。境内は広いし建物は立派で、相当に格式が高そうだが、それゆえにか地味な感じの寺だ。

  少し古びているが、寺の標識板の紋どころは、なんと「三葉葵」ではないか! 江戸期には、徳川家ゆかりの格式の高い寺だったのだろう。

  しかし、今のところ、ブームに乗って観光客を呼び込もうとはしていないようだ。
  寺院としての本来の務めに専念しているのだろうか。

  山門(仁王門?)は四柱門で立派だ。堂内には1対の金剛力士像が置かれている。
  古びてきているが、本来、像には赤漆が塗られていたのだろうか。
 その屋根では、鯱鉾が尾を振り、獅子が勇躍している。

  境内には大きな鐘楼がある。私が訪れたときには、鐘楼のなかにりっぱな鯱鉾が置いてあった。
  修復工事のためにそこに保存してあるのか。
  あるいは、文化財としての価値があるので、山門の屋根からはずして、そこに一時的に保管されているのだろうか?

  寺宝の木造阿弥陀如来坐像は17世紀半ば、島津家によって寄進された仏像だという。像は桂材の寄木造り。制作時期がはっきりしている貴重な彫像で、小布施町指定町宝に指定されている。
屋根の鯱鉾と獅子

 山門の屋根の鯱鉾と躍る獅子

山門(仁王門) どっしりした山門(仁王門)。
なかには2体の金剛力士像が置かれている。

鐘楼境内の南側には大きな鐘楼がある。

床には鯱鉾 鐘楼の床には、なぜか鯱鉾や装飾瓦がある。

表札には金箔でかたどった三葉葵の紋!

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