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光徳寺の下の道沿いには妻籠を愛する会事務所があります。
その脇の小径を登っていくと、旧妻籠小中学校跡に行き着きます。木造の懐かしい風情の校舎です。
旧小学校は、光徳寺よりも高い位置にあ ります。だから、妻籠の街全体を展望するなら、ここまで来た方がいいでしょう。
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【上】坂を登って旧妻籠小に向かう
【下】校庭から街を見下ろす
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では、観光案内所まで下りて、そこから北に進むことにしましょう。
目の前に郵便局(郵便史料館)があります【写真下:妻籠局のポスト】。
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主要な街並みは、ここから水車小屋と高札場のあたりまで、およそ300メートルほど続きます。ずっと上り坂です。
道の両側に並ぶ家並みを楽しみながら進みましょう。
この街並みの中ほどに妻籠宿本陣と脇本陣奥谷があります。今では、脇本陣を中心に南木曽町博物館になっています。
本陣跡は街道の東(右手)にあります。
妻籠宿ふれあい館(無料休憩所)も併設されています。ここで、自前の弁当を食べるのもいいいでしょう。
明治にいたるまで、宿駅の役職としての本陣には島崎家が世襲で任命されていて、庄屋も兼ねていました。この本陣は、文学者、島崎藤村の母の生家で、藤村の次兄が養子に来て後継ぎになったそうです。
藤村の「夜明け前」は馬籠が主要な舞台ですが、妻籠も何度も登場します。
⇒上町〜下町の街並みを詳しく見る
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