参道入り口大鳥居の前に立つ説明板によると、大鳥居から奥社までの道のりは1260メートルあるそうです。
そのうち、鳥居から800メートルほどは杉並木の下を往く石段または石畳の小径です。そこから先は、崖のような急斜面の縁をつづら折りに歩く急傾斜。
距離は大したことはありませんが、まさに登山と呼ぶほどの坂道歩きで、奥社まで約1時間ほどはかかります。そして、下り道の所要時間はその半分以下です。
▲大鳥居を振り返る
▲奥社の下の小屋
この辺りは熊野生息地なので、ラディオや鈴など、音の出るものを携行した方がいいでしょう。そして、石畳や石段は濡れていると滑りやすいので、雨天や降雨直後の歩きでは、足元に気をつけてください。
参道入り口には杖用のストック(ポール)が置いてあるので、それを携行すると楽に歩けます。
▲社殿土台を支える石垣
社殿の回廊で参拝する
社殿脇には清水と池がある
回廊の下は崖のような谷
奥社の社殿は、尾根下の岩壁に食い込むように密着して建てられています。屋根・庇を大きく張り出させて太い木製の外枠を取りつけ、周囲に回廊を設けてあります。
社殿の東脇には、湧き水を樋で導いて水を溜めた小さな池があります。
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