▲茂田井の街の東端の丘にある神明社:神楽殿(右)と本殿
中山道は茂田井の街を北に膨らむ形で湾曲し東に向かいます。そして、大澤酒造・しなの山林美術館の辺りから下り坂になって、竹重本家酒造の前で谷の底となり、ふたたび上り坂となります。
▲竹重本家酒造東側の高台に神明社がある。土蔵の右に見えるのが神楽殿。
茂田井の東側には南北に延びる丘が迫っていて、中山道は南東に向きを変えながら丘をのぼっていきます。神明社は、竹重本家酒造の東側に迫る丘の斜面中腹に位置しています。
中山道を下る旅人は、茂田井の外れから望月宿との間に立ちはだかる尾根をのぼり始めるときに、このあとの旅の無事を神明社に祈願したのかもしれません。