栂池高原スキー場の集落から――姫川沿いを往く――国道148号に下っていく道沿いに川内集落があります。そこには今でも茅葺古民家が残されています――ほとんどは金属板で茅葺屋根を覆っているのですが。私が2019年の取材時にに数えたときには6棟ありました。
そのなかには無住で朽ちかけ始めているものもあります。
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▲川内諏訪神社: 境内北側からの眺め
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▲神社の下の古民家群
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▲国指定の有形文化財として登録されている茅葺古民家
左掲写真の古民家は、文化庁の登録有形文化財のデータベースによると、ロッジ欅旅館主屋となっています。この規模の茅葺屋根だと葺き替えなどの保存に2000万円以上はかかるので、個人が住居として保有するのは難しいでしょう。
大正時代(1923年)の建築だそうです。もう1世紀近くの歴史を重ねているのです。
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